令和五年の貯蓄と新NISAは流行っているのか?

少し前に令和5年の金融資産の平均と中央値が発表されたよというお話。

経済の専門家でもない一人の素人が思ったことを話していこう。

平均と中央値の違い

まず本題に入る前に平均と中央値の違いのchatGPTにお願いしました。

ある5人の貯金額が以下の場合を仮定しよう

5万円、10万、25万円、100万円、1千万円

平均貯金額

平均貯金額は、全員の貯金を合計して、人数で割ったものです。

平均貯金額=(5万+10万+25万+100万+1千万)÷5=1140万÷5=228万円

中央値貯金額

中央値貯金額は、貯金額を小さい順に並べたときの真ん中の値です。

並べ替えた貯金額: 5万円、10万、25万円、100万円、1千万円

この中で真ん中の値は25円です。したがって、中央値貯金額は25万円です。

平均と中央値の違いの説明

  • 平均は228万円ですが、これは1千万円の貯金の人が明らかに影響を大きく受けています。他の貯金額は5万円から100万円の範囲にありますが、平均はそれよりも高くなっています。
  • 中央値は25万円で、これは全員の貯金の中間の値です。極端に多い貯金額(1億円)の人がいても、中央値にはその影響がほとんど反映されません。

具体例としての解釈

  • 平均貯金額を使うと、「このグループの平均貯金額は228万円です」と言えますが、これは実際にはほとんどの人の貯金額とは違います。特に1人の貯金が非常に多い場合、平均が高くなります。
  • 中央値貯金額を使うと、「このグループの貯金の中央値は25万円です」と言えます。これは、実際にグループのほとんどの貯金額をより正確に示しています。

令和5年 年齢別の資産額

家計の金融行動に関する世論調査から資産額(預金株式・投資信託債券保険・年金等)の平均と中央値は以下の通り

単身世帯の年齢別資産額(万円) 2人以上世帯の年齢別資産額(万円)
年齢 平均 中央値 年齢 平均 中央値
20歳代 121 9 20歳代 249 30
30歳代 594 100 30歳代 601 150
40歳代 559 47 40歳代 889 220
50歳代 1,391 80 50歳代 1,147 300
参考
平均値と中央値の違いが大きく表れていますね。

新NISAについて

新しいNISA(少額投資非課税制度)は、日本の個人投資家が少額から始める投資に対して非課税の優遇措置を受けられる制度です。今年の1~3月までの口座開設数は約170万口座と前年比3倍とのことです。なんだか今年の始めにニュースでも話題になってなんだか流行っていそうですね。

口座開設数

金融庁より2023年までのNISA口座開設数が公表されています。

口座数
旧NISA(一般・つみたて) 2136万0056口座

参考:NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について 金融庁

日本の人口は2022時点では約1.251億人とのことで

(21360056+1700000)÷1.251憶人≒18%前後

約100人18人ほどと考えると流行っているのでしょうか?

中央値から見てみる

先ほどの資産額の中央値を持ってきました

単身世帯 2人以上世帯
年齢 中央値 年齢 中央値
20歳代 9万円 20歳代 30万円
30歳代 100万円 30歳代 150万円
40歳代 47万円 40歳代 220万円
50歳代 80万円 50歳代 300万円

あくまで新NISAは投資であり、必ず資産が増える魔法道具ではありません。そのリスクを抱えて投資をスタートする人が少ないのではないかと考えられます。(※リスクの考えは家族構成・年齢・ライフイベント・年収と人それぞれではっきりとは言えません。)

それでも新NISAには魅力的

新NISAの制度は投資の利益が恒久的に非課税となるとてもお得な制度であることに間違いなく、少額でも始められることもメリットです。始めたことにより、より大きな金額を投資したいと思い、貯蓄・年収アップを頑張ろうとするきっかけになることもあるでしょう。

まとめ(あんまりまとまってない)

貯蓄と新NISAについて思ったこと一素人が書いてみました。平均はあくまで均等に割った数であり、平均資産額ピッタリな金額を持った人などほぼいないといって言いでしょう。

貯蓄の平均値と中央値は離れています。平均額を持った人もほぼいませんが、目指すことが悪いことなんてありません。よく中央値が現実に則しているとは言いますが、今平均を目指せる手段が増えているのも事実で現に18%前後はその1つの新NISAを始めているのです。

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